インタビュー

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各分野を担当する医師が集まって、地域や時代のニーズにあった医療を提供いたします。

院長夫婦をはじめ、担当分野の違う医師が診療を担当。子どもの心身症患者の増加や高齢化に伴う介護医療のニーズなどにもお応えできる医院を目指して、日々努めてまいります。

勤務医時代が長かったからこそ今につながっている、そんな強みはありますか?

院長:私たちは2人とも基幹病院に勤務して、さまざまな疾患の診療を経験してきましたので、五感を使った診察も大事にしています。今の時代、時間効率を考えてか、まずはレントゲン、CT、超音波などの画像で診断するという診療方針が主流ですが、さまざまな診療を診てきたからこそ、例えば、患者さまの歩き方を見ただけでも疾患かどうかの予測がつけられます。

副院長:病気の推測をまずしてから画像で確かめる。そうすることで誤診も予防もできると思っています。

やりがいを感じたエピソードなどがあれば教えてください。

院長:当クリニックでがんの診断をして基幹病院に送った患者さまが、手術後に戻って来られて、お礼の言葉をいただいたときに、医師をしていてよかったと感じますね。

副院長:お子さまの場合もそうですね。白血病やがんなど、隠れている病気を当クリニックで見つけて、より早期に治療体制を整えられれば、ご家族の心配も軽減できるかと思います。早期発見・治療のためにも今後も研究と診療を大事にしていきたいです。

日々の診療のなかで心がけていることはありますか?

院長:問診の時間を長めにとり、患者さまのお話を丁寧に伺うようにしています。風邪ひとつにしても、経過までしっかりと伺います。できるだけ大きな病気を見逃さないように心がけています。

副院長:当クリニックでは非常勤の先生方も診療にあたっていますので、スタッフ全員がスキルアップをはかることも大事だと思います。病気や治療法の説明、検査など、クリニック内でできることを増やして、緊急時でもより迅速な対応ができる様に心がけています。

院内のつくりでこだわっていることはありますか?

院長:お子さまもから大人まで来院されますが、つらい症状で受診しているお年寄りの前でお子さまが騒ぐといったことがないように、待合室を分けています。

副院長:子どもは免疫力が弱いので感染症をもらわないよう、隔離部屋もあります。また、小児科の場合は、できるだけお待たせしないように、インターネット予約を受け付けています。

院長:予防注射は一般の診察時間とは別の時間に設定しています。また、お子さま、とくに新生児は感染症にかかりやすいので、一般の患者さまと出入り口を変えるなど、院内感染予防のために工夫しています。

今後の展望について教えてください。

副院長:現代では高齢化に伴って、介護医療のニーズも増えてきますし、小児科について言えば、心身症の患者さまが増えています。それにもかかわらず、こころの病気、とくに発達障害に対する行政上の補助体制は、まだまだ整っていないのが現状です。

そのため、当クリニックでは、こういった病気の受け皿となれるような医療をできる限り提供してきたいですね。「診断」だけでなく「ケア」もできるクリニックを目指して、今後も尽力してまいります。また、病児保育を充実して、働く保護者のサポートに力を注ぎたいと思います。